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ヨルダン・アンマン ~複雑な人種のるつぼの中に咲く花~


ヨルダンのアンマン・・・

南米から中東に飛んでくる飛行機の中で、映画を観た。
タイトルは「ワールド・オブ・ライズ」。日本でもすでに公開されている。
中東を舞台に、米CIAが過激テロ組織を殲滅させるべく、様々な作戦・駆け引きで戦う様子を描いた映画。
現地工作員をレオナルド・ディカプリオ、その工作員にアメリカから指示を出す上司をラッセル・クロウが演じている。
そんな明らかにイラク戦争を連想させる映画なのだが、その映画で、ディカプリオ演じる工作員が拠点とし、話の中心になっている町がアンマンだった。
映画のストーリーの中では、簡単にテロや殺人が起こる。
現実の世界においても、映画のようなことが起こっている中東。
不安を抱きながらも、いよいよ、そこへ降り立った。



アンマン
P3143249.jpg
(※写真データを紛失したため地味な郊外の写真に・・・実際はもっと賑わっている都市です。)
アンマンは中東戦争によって、イスラエルに戻れなくなったパレスチナ人が多くいる町。
また、レバノンの内戦や、イラク戦争から逃れてきた避難民も多く、非常に複雑な民族構成になっている。
他国からの避難民が多いことからもわかるように、アンマンは治安がよい。
しかし、パレスチナ人をはじめとした避難民と、ヨルダン人とのあいだでは、差別問題も色濃く残っているという。


キングフセインモスク
P3153263.jpg
アンマンのダウンタウンの中心地。
首都の中心にあるモスクにしては、地味な印象。
前を通ると、がらりとした内部が見える。
がらりとしているのは、イスラム教では偶像崇拝を禁止しているため。

イエメンを見た後なので、アンマンの町並みは、どこか殺風景で寂しく映ってしまう。
それは人に対しても同じで、急ぎ足で歩くヨルダン人が冷たく見えてしまう。
あれ?イエメンシックになっちゃったか・・・?

しかし、そんな不安も、“彼”を見ていると吹っ飛んだ。
日本人旅行者の間では有名人のサーメルさん。
P3193866.jpg
彼は、宿の従業員。
昔から宿の従業員。
ただちょっと特別な従業員。

サーメルさんは、アンマンで15年以上ホテルの従業員として働いているパレスチナ系ヨルダン人。
彼もパレスチナ系ヨルダン人ということで、不平等に苦しむ人生を過ごしているが、ホスピタリティ精神溢れる性格で、日本人の旅人たちから慕われ続けている。
彼もホテルに来る旅人たちが大好きで、その中でも特に日本人旅行者の優しい心が好きだという。
日本人バックパッカーの間では有名で、最近は数軒のホテルを転々と移動して働いていたので、“サーメルさんの現在地”がよく話題になっていた。

2004年10月にイラクで起きた、香田証生さんの誘拐・殺害事件の時には、香田さんが最後に泊まっていたクリフホテルで働いていた。
イラクへ行くという香田さんを何度も説得したが止められず、仕方なくバスを手配し送り出した。(その後すぐに日本大使館に保護を依頼する連絡をした。)
事件後、日本を含む各国のメディアから叩かれ、ヨルダン国内では逮捕もされたという。
香田さんのイラク行きを止められなかったことを強く後悔し、苦しんでいたが、多くの旅人に励まされ、現在もホテルの従業員を続けている。
サーメルさんの夢は自分の宿を持つことで、そのホテル名に香田さんの名前を入れることだった。
現在働いているマンスールホテルは、別名を香田ホテルという。
このホテルは、サーメルさんがオーナーの宿ではないが、別のオーナーと一緒に、マネージャーとして(マネージャーといってもフロント業務などを行う普通のホテルスタッフ)始める際に、国に“香田ホテル”という名前を申請しさせてもらったという。
しかし、国には認められなかった。
それでも、宿の入り口にはマンスールホテルという名前の他に、コーダホテルという文字の入った看板が掲げられている。
(この文章は、2009年3月現在、マンスールホテルにある、サーメルさんの持つ情報ノートや、旅人たちがサーメルさんの話を訳して活字にした“サーメルストーリー”に基づいて書きました。)

香田さんが最後に宿泊したクリフホテル
P3153270.jpg
当時サーメルさんはここで働いていた。


マンスールホテル(香田ホテル)
P3143251.jpg
クリフホテルと目と鼻の先にある現在サーメルさんが働いているホテル。


僕がサーメルさんと接した感想は、やはりとても親切で優しい。
伝えようとしていることをすぐにわかってくれるし、わかってくれようとしてくれる。
いつも旅人に気を遣い続けている人だと思った。
旅人の間では有名人なので、オーラのある人を想像していたけれど、全くと言っていいほどオーラや驕るような感じはなく、逆に気弱そうで少し頼りなさそうな印象を受けるような人だった。
でも、そこが彼が旅人から慕われるところなのだと思う。

2009年2月には日本人女性と結婚したサーメルさん。
お二人とも、お幸せに、そして、いつか自分の宿を持つという夢を叶えてほしいと思う。
※近日中にサーメルさんはマンスールをやめて、一度日本へ行くとのことで、マンスールを訪ねてもサーメルさんには会えません。
詳しくは、MIXIコミュ「サーメルの宿」や、中東各地の宿にある情報ノートでご確認ください・・・

そんな香田ホテルはとても居心地がいいが、アンマン自体は中東旅行者の中継地点といった感じで、面白みはない。
少し休んで、また次の目的地へ・・・。



■ドバイ・リベンジ
イエメンに行く前に1泊だけしたドバイ。
そして、とても印象の悪かったドバイ。
アンマンに行く前に、飛行機の経由地として、再びドバイに降り立った。
せっかくなので、有名な建物だけ見て行くことにした。

バージュ・アル・アラブホテル
P3133220.jpg
ドバイと言ったらこれ。という感じの、ドバイを象徴する建物。
7つ星ホテルであり、予約者以外は、ホテルに立ち入ることもできない。

僕も何かの間違いでここに泊まりに来ることがあるのだろうか・・・


現在、まだまだ建築中のビルが多かったドバイ。
外国企業、外国人労働者が溢れているドバイ。
華やかだけど色がないこの人工的な町は、これからどういう姿になっていくのだろう。




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Comment

コメントありがとうございます!!

>哲平さん
コメントありがとうございます!!
あの経験はしたかった経験でもないし、良い経験だったとも思えないけど、少しは強くなれたのかもしれない・・・
海外生活は日本では味合わない苦しみがいろいろあると思う。
そっちも大変だと思うけど、お互い大きくなっていこう!!

  • りょーじ [#-] |
  • URL |
  • 2009 04/16 (Thu) 05:18
胸を張れ!!

一つ…逆境に打ち勝った者は強くなる!!

前の記事で随分と大変な経験をしたようで心配だけれど、最初から強い人間はいないと思う。
俺は諒二のような命がけの経験はしたことないから偉そうな事は言えんけど、みんな何かを克服したり経験したりして強くなるものです。

ちなみに同じ飛行機を使うのは日本でも同じだよ!!
俺の昔の上司がやっぱりトラブル機に搭乗してて、同じ違う空港で降ろされたあげく同じ飛行機で現地まで連れて行かれたったさぁ…。

  • 哲平 [#-] |
  • URL |
  • 2009 04/15 (Wed) 14:48
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原田 諒二                                     (はらだりょ-じ)

Author:原田 諒二 (はらだりょ-じ)
あの海の向こうには何があるんだろう?
どんな人たちがいるんだろう?
そんな単純な想いを胸に
いろんなものを見て
いろんな人と触れ合う旅の
真っ最中!!

2008年10月21日 世界一周出発

2009年9月28日 帰国

2015年1月2日 世界二周目に出発!!

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