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シバーム ~砂漠の摩天楼~

砂漠の摩天楼・・・
そんな美しい響きで呼ばれる世界遺産がイエメン東部・シバームという町にある。
シバームは前々回の更新で紹介したサナア近郊のシバームとは別の町。
イエメン最大の州、ハドラマウト州に属する小さな町だ。
ハドラマウト州には、アラビア半島最大のワーディ(涸れ川)、ワーディ・ハドラマウトがある。
幅約2km、長さ約160km、深さ平均約300mの大地の割れ目である。
この地方は、通称ハドラマウトと呼ばれ、独自の建築方式や文化を持っている。

ここは日本出国前から、気になっていた場所のひとつだ。
しかし・・・現在、シバームに行くには、起点となるサユーンという町まで空路を使うしかない。
サナアとサユーンの間に、政府によって通行が禁止されている地域があるからだ。

空路は高い・・・
行こうか行かまいか・・・
優柔不断な僕は、いつものように迷いに迷うこと4日間・・・
そして、イエメン滞在日数ギリギリまで迷って、結局は行くことに。

サユーンの町に到着。

サユーン
P3122932.jpg
サユーンの町は小さい。
そしてなんと言っても暑い。
地形は盆地で、雨や風がほとんどないためだ。

見どころはといえば、15世紀末に栄えた王朝の宮殿くらいだ。

スルタン宮殿
P3112462.jpg
現在は博物館になっている。

このハドラマウト地方は、イエメンの中でも少し変わった文化を持っている。


ハドラマウト座り
P3122926.jpg
ハドラマウト地方特有の座り方。
体育座りの姿勢で、布を背中と膝に巻きつけ固定する。
町中で座っている人は、この格好している人が多い。

そして、町を歩き回り宿を確保し、すぐに砂漠の摩天楼へ出発。
アラビア半島最大のワーディというだけあって、やはりその景色は壮大。


ついにシバームに到着。
広大な砂漠の中に、突然、ぬうっと高層建築群が現れるといわれている、シバームの砂漠の摩天楼。

ぬうっ
P3112574.jpg

砂漠のオアシス...
P3112577.jpg

確かに静かに佇むこの高層ビル群の存在感はすごい。

まずは、このシバームの町の中に入ってみる。
シバームへ向かう途中、この地域の家々は、サナア周辺とは建築様式が全く異なっていることに気づく。
ハドラマウトの建築物は、ほとんどが日干しレンガ作りの高層建築。
外見は殺風景で、黄土色の壁に四角くくりぬかれた窓が等間隔に並んでいる。
恐ろしいくらい静かに、しかし今にも動き出しそうな雰囲気を醸し出しながら・・・
まるで、ぬりかべのような、ゴーレムのような。。。
P3112525.jpg


この建物群、実は近年、危機を迎えている。
日干しレンガは水に弱い。
もともと雨が降らない地域のため、耐水性を考慮する必要はなかった。
しかし、近年、水道の普及によって、屋内で水を使う機会が増え、水漏れによって建物が少しずつ崩れ始めているのだ。
その影響は、建物の外壁に顕著に出始めている。
P3112510.jpg

P3112501.jpg

P3112492.jpg

P3112543.jpg
さらに、2008年秋、ハドラマウト地方で豪雨による洪水が起こり、一部の建物が倒壊するなどの被害が出ている。


シバームの町から出て、町の向かいにある岩山へ登ってみる。

これぞ砂漠の摩天楼
P3112655.jpg

P3112628.jpg

P3112669.jpg
シバームが綺麗に見えるのは、この遠景。



さらには夕暮れ時が一番美しいと言われる。
P1012758.jpg
少しずつ...
P1012783.jpg
少しずつ色が夕日に色が塗り替えられていく...
P1012784.jpg
遠くから見ても、この風景は異様。
岩山、谷、砂漠、少しの緑と、突如現れる高層建築群・・・
岩山の上で、大自然に囲まれた砂漠の摩天楼を見下ろしながら日没を待つ時間は、久々にゆっくり自然と対峙する大切な時間になった。

P1012912.jpg
日が沈み、いよいよ幸福のアラビア・イエメンともお別れ。
サナアに戻り、そのままドバイ(シャルジャ)を経由して、中東観光の起点となるヨルダン、アンマンへと入っていく。
中東に入り、初めてゆっくりと滞在したイエメン。
他の国と比べ、イエメンが中東・イスラム圏において、どのような国、文化を持っているのかは、これから中東諸国をまわり、さらにわかってくるのだと思う。

いよいよディープな中東の旅へと突入していきます。



■イエメンで爆弾テロ
先月、イエメンのサユーンで爆弾テロがあり、現地人2人と韓国人観光客4人が死亡しました。
十数名の団体ツアー客に、自爆テロが
日本人と韓国人、間違えられてもおかしくないし、そもそもただ外国人観光客を狙っただけかもしれない。
そう考えると、非常に危険なことだと感じた。

僕がサユーンにいたのは、事件の三日前まで。
1人でいたので、団体客よりは爆弾テロの標的にはなりづらいが、危険なニアミスだ。
実は、事件の1週間前、首都サナアにいたとき、ある信用できる情報筋から、危険喚起があった。
その内容は、「明日から三日間のあいだに、サナアで非常に高い確率で外国人を標的にした犯罪が起こるので、気をつけてください。」とのことだった。
次の日、サナアの町中で、欧米人らしき観光客には、その情報がさらに「アルカイダ絡み」だと教えられた。
アルカイダを身近に感じるときが来るなんて・・・
自爆テロ、ジハード、誘拐など、中東情勢絡みの悪いニュースが思い出される。
そんな情報の中、ビクビクしながら動いた2日間。
町中の警察の数は明らかに増えていたし、検問などチェックを受けている場面もよく見た。
そして、最終日の3日目にサナアからサユーンへ飛んだ。
サナアで事が起こると思っていたので、サユーンへ来たときは「脱出した」という安心感があったし、警察も全く警戒していない様子で、僕はのんびり町を歩いたりしていた。
しかし・・・
僕がサユーンを離れた3日後、危険情報があってから約一週間後に事件は起きた。

普段は親切な人ばかりで、路地に入ると必ず子どもの笑い声が聞こえてくる、穏やかで平和なイエメンだけど、やっぱり何かと忌まわしいニュースで世界を揺るがしている中東の地なんだと再確認した。
また、改めて、情報をしっかりと集め、危険な行動は絶対に避けるという、旅の基本であり、大前提であることを、しっかり自覚し続けていこうと強く思った。

注;現在地と記事は時間差があります。


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Comment

質問!

イエメンは治安はどうですか?
女一人旅できそうですかねえ?
今まで行った国の中で、一番のオススメを教えてください!

わたしは、イエメンのあなたの写真を見た時、私の大好きなジャイサルメールのような雰囲気だな、と思って 以来イエメンが気になります。

ここはどこなんだ!?と思える、いい意味でショック受ける国を探してます

  • トンチータ [#.J0mA6Yw] |
  • URL |
  • 2013 06/06 (Thu) 21:21
  • Edit
コメントありがとうございます!!

>カズさん
いつもコメントありがとうございます!
中東は日常的にはかな~り安全なんですけどね、たま~に一発でかいのを抱えてるので・・・厄介です。
あんまり気をつけようがないですが、気をつけます!!
ありがとうございます!!

>モモさん
初コメントありがとうございます!!
僕も、出発前、いろんな人のブログ見て、参考にしてました。
ちなみに普通に気をつけていれば、どこの国も平和なところばかりですよ!
観光以外にも、すばらしいものが旅にはたくさんありますよ!
僕のブログには、宿とか、移動とか、費用などの情報は少ないですが、よかったらこれからも参考にしてくださいね!


  • りょーじ [#-] |
  • URL |
  • 2009 04/12 (Sun) 03:56
No Title

旅はしたいけど、危険な目には遭いたくない…
常に悩むところですよね。

世界一周を検討しててブログ参照させてもらってます。
写真もあって分かりやすいのでお気に入りです☆

またお邪魔しまーす(^^♪

  • モモ [#eP09JhQ.] |
  • URL |
  • 2009 04/09 (Thu) 21:42
  • Edit
No Title

シバームすごくきれいです☆
やはり中東は危険ですね。
気をつけて。そして楽しんでください♪
りょーじさんが無事帰ってこれることを祈ってます。

  • カズ [#-] |
  • URL |
  • 2009 04/08 (Wed) 06:32
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原田 諒二                                     (はらだりょ-じ)

Author:原田 諒二 (はらだりょ-じ)
あの海の向こうには何があるんだろう?
どんな人たちがいるんだろう?
そんな単純な想いを胸に
いろんなものを見て
いろんな人と触れ合う旅の
真っ最中!!

2008年10月21日 世界一周出発

2009年9月28日 帰国

2015年1月2日 世界二周目に出発!!

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