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ウシュアイア ~世界の果てまで会いに行きます~

悩んで悩んで悩んで悩んだ。
DSCF0654.jpg

迷って迷って迷ってマヨッた。
P1150798.jpg
・・・。

エル・カラファテからさらに南下して、世界最南端の町ウシュアイアへ行くかどうかを、散々迷ったのだ。
DSCF0645.jpg
午前3時発のバス~バス乗り換え~アルゼンチン出国手続き~チリ入国手続き~フェリー乗船~チリ出国手続き~アルゼンチン入国手続き~バス乗り換え・・・その度にバスの乗り降りをする、大変面倒くさいことで名高い20時間の移動ルート。
さらに、高額なバスチケット代。
出入国が多くなるのは、アルゼンチン・チリの国境線と道路の位置関係上、両国を出入りしないと、南部へ進めないためだ。

ウシュアイアから北上してきた旅人たちは、南端というだけで見どころは少ないと口を揃える。
さらに今後の自分の予定を考えても時間の猶予はあまりない。
そう考え、このまま北上しようと決断しかけていだが、もう1人の自分が心の中で囁く。

「あの人に会わずに引き返していいのか?」

思い返してみた。
僕は、旅の中で出会うものの中で、遺跡よりも、大自然よりも、人が好きだ。

そして、決めた。
いま会いに行きます。



ウシュアイア
P1120296.jpg
P1130628.jpg
ブエノス・アイレスから南に3250km。
世界最南端の町。
南極への豪華クルーズ船が往来している。
・・・度重なるバスの乗り降りを乗り越え、ついに乗り込んだウシュアイア。
ここに会いたい人がいる。


その人がいる場所・・・
上野山荘
P1120288.jpg
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日本人旅行者が、知る人ぞ知る有名な世界最南端の日本人宿。
ここに泊まるためにウシュアイアに来る人もいる。
僕がブエノス・アイレスで宿泊した“上野山荘別館”の本館にあたる。
TVでも何度も取り上げられている。
ウシュアイアでさまよっていた日本人旅行者に、警察が上野さん夫妻宅を紹介し、宿泊をさせてあげたことから、口コミで旅行者が上野さん宅を訪れるようになり、宿となったという。
2002年にお亡くなりになられた旦那さんが熱い方で、ときには旅人に叱るように様々なことを語ったことなどから、「上野大学」とも呼ばれる。
旅行者にカニ料理を振舞っていたこともあり、それが有名になって「上野亭」と呼ばれることもある。
この二つの名は、実際に表札もあり、宿の入り口付近に取り付けられている。


そして、ここの現在のオーナーさんが、僕が会いたい人、上野綾子さんだ。
宿とともに、南米を旅する日本人には大変有名な方で、旅人からは“綾子あばあちゃん”の愛称で親しまれている。

上野綾子さんと対面!
P1120503.jpg
86歳になる綾子さん。
最近はあまり体調が優れないと聞いていたが、会いに行くと、そんなことを感じさせないくらい、とても元気に話をしてくださった。
次から次へとたくさんの旅人が訪れ、綾子さんに会いに来るが、誰に対しても元気に、同じことを聞かれても丁寧に話をしてくださると聞いていた。
僕が訪れたときにも、やさしく力強く話をして下さった。
他にも綾子さんと話をしたい人がいたし、あまり体調が優れないと聞いていたこともあり、ゆっくりと話をさせてもらったのは一度だけだったが、綾子さんと二人きりで話をできたことが、ウシュアイアでの何よりの思い出となりました。


上野山荘名物・五右衛門風呂に飛び込む!!
P1130661.jpg
おっとっと。失敗。

TAKE2
P1130652.jpg
成功。
思わず「ぁあ~」と渋い声を漏らす・・・
もう自分もオヤジだな・・・
この五右衛門風呂のドカンは普通の寸胴の土管とは違い、タマゴのように土管のお腹が膨らんだ珍しい形になっている。
こんな世界の最果てで五右衛門風呂に浸かれる感動と、数々の旅人が入った五右衛門風呂にいま僕も入っているんだなぁという感慨が、同時に僕の体をあたためた。


■ウシュアイア観光へ
ウシュアイアの町周辺の観光へ出かけたところ・・・
横風で吹っ飛ばされました。
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さすが最南端!世界の果て。
とんでもない事が起きるもんだ。
という、めんどくさいと言われそうなボケはさておき・・・
真面目にやります。


ななめの木
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ウシュアイアはとても風が強い。
その強風により、木の枝葉、さらには幹までもが風に吹かれ傾いている。
風により傾き、傾きながら育ち、こんな屈折したヤンチャな木に。
注: この傾きは“かめはめ波”の衝撃波によるものではありません。
勢い余って、本当に“かめはめ波”を打ってしまった場合、木は消滅します。
クリリン氏が殺害されたときなど、気をつけましょう。


上野大学 ぶっ飛部
IMG_5064.jpg
僕が上野山荘宿泊者と結成した部活動。

“上野大学”とも呼ばれる上野山荘。
そんな“上野大学”には、部活動がある。
と言っても、だいたいの部は、1日~数日限りの活動と思われるが・・・。
というのは、この宿では、何かテーマ制のある写真を撮ると、宿の共有スペースの壁に「上野大学 ○○部」という勝手な部活動名をつけて、写真を貼れるようになっている。
(2009年1月現在)
一例を挙げると・・・
“ななめの木”の前で数人で、かめはめ波の格好をしながら写真を撮り「かめはめ波部」、数人でタバコを吸いながら撮った写真で「喫煙部」、裸になって写真を撮り「裸部(ラブ)」、など様々。
DSCF0754.jpg
我らが「ぶっ飛部」も、体を張った活動の成果を貼って残してきました。


★心優しい旅人へ
ぶっ飛部の写真を上野大学に貼ってきたはいいが、その様子を写真撮影するのを、忘れてしまいました。
今後、上野山荘へ訪れる方がいらっしゃいましたら、その写真を撮り、私にください・・・。
ぶっ飛部の他のメンバーも取り忘れてしまったので・・・
できれば、よろしくお願いします。



■世界の果て
世界最南端の町の、道の終点まで行きました。
ブエノス・アイレスから3079km。
アラスカから17848km。
思えば、この旅の始まりは世界最北端のアラスカから始まった。
そして、世界の果てから世界の果てまで辿り着いた。
陸路で縦断して来たわけではないが、それでも感慨深いものがある。

それを祝って・・・というわけではないが、大自然の中で、鶏の丸焼きを敢行。
薪を拾い集め、直火で丸焼きという野性的なスタイル。
P1120577.jpg
まるで漫画(笑) これぞ、ぶっ飛部。
焼くのに3時間以上かかったが、超美味だった。

最後は、キャンプファイヤーのように、派手に火をつけた。
今までアウトドアは面倒くさい派だったが、今回の丸焼きで僕のアウトドア魂にも火がついた。
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世界の果てで見た燃えさかる火炎は、いつまでも見つめ続けていたいほど力強く鮮やかで、僕の心に焼きついた。


そして、僕のパタゴニア地方の旅も、この最南端の町で終点。
(事実上の人が住む世界最南端は、チリ側にあるプエルトウィリアムスという村。上陸はしていないが、チラ見した。)
“食べると、またパタゴニアへ戻って来れる”という言い伝えがある「カラファテの実」を食べて、ウシュアイアを後にした。
P1120310.jpg
りょーじはカラファテの実をたべた。
りょーじはアウトドア魂が、5あがった。


■上野綾子さんとの時間
前もって、ある程度、下調べをしてお話をしに行った。
宿に、上野山荘と上野家の歴史を旅人たちがまとめたノートがあり、それを熟読していった。
綾子さんが毎回同じ話をしないでいいように誰かの心配りで作られたノートなのかなと思った。
綾子さんのいる部屋に「失礼しま~す」と言って入ると、大きなハリのある声で「どうぞ」と返事が返ってくる。
日本にいたときは東京に住んでいて、空襲を生き抜かれたことや、綾子さんご自身のご家族のこと、日本にお姉さんと息子さんいるが、日本に行くときの飛行機の乗り換えのしんどさ(ブエノスアイレスとアメリカ経由で長時間!!)、僕が上野山荘別館にいたときのこと(アホなエピソードを含む)や、上野山荘に来る旅人たちのことなど・・・
ほんとはもっともっと聞きたいこともあったけど、なんだかお話しているだけで、心が素直になれた。
それだけで気持ちのいい時間だった。
お体が悪いのにそれをまったく見せずに元気に話をしてくれた綾子さん、本当にありがとうございました。

■夢を持つ!!
綾子さんの部屋に飾ってある数々の写真の中で、なぜか気になる写真があったので、訪ねてみた。
そこに写っていたのは、池田拓さんという旅人だった。
なんと池田さんは、アメリカ大陸を9ヶ月、南米大陸を1年八ヶ月かけて徒歩のみで縦断するという偉業を成し遂げた旅人だった。
しかも、幼少の頃は体が弱く何年も病院で過ごし、「20歳まで生きられない」とまで言われていたという・・・。
そして、日本へ帰国後、池田さんは、故郷・山形の鳥海山を守る自然保護運動をしていたこともあり、アメリカで森林学を学びたいと志し、再び肉体労働で資金を稼いでいた。
しかし、その現場での鉄骨落下事故により、26歳という若さで、お亡くなりになられた。
池田さんについて、綾子さんは「私みたいな何もない年寄りが長生きしていて、あんなに志を持った若者がなぜ・・・」と嘆いてらした。
そのときの綾子さんの顔を僕は見れなかった。
綾子さんの悲しそうな顔を見たくなかったという気持ちも強かったが、自分が恥ずかしくなったからでもあった。
僕も・・・夢を持たなくては!!

池田さんの旅は、 『南北アメリカ徒歩縦横断日記』という本になっていて、上野山荘にも池田さんのお父さんが寄贈した本が置いてあった。
日本でも図書館によく置いてあるという。



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Comment

ありがとうございます!

>アデリーさん
いつもコメントありがとうございます!!
五右衛門風呂、気持ちよかったですよ~!!
カラファテの実は、今はまだ美味しくない時期だそうですが、食べまくりました!!
「ぶっ飛部」の写真は、2時間試行錯誤して撮りました笑
他の観光客には、笑われましたけどね。
また、ブログもチェックさせてもらいます!!

>Juriさん
お久しぶりで~す!!
TVでやってたんですね!!
ウシュアイアはたまにTVで特集されることあるみたいで。
まさに、海からの風です!!
これからもぶっ飛んだ写真、頑張って撮っていきます!!

  • りょーじ [#-] |
  • URL |
  • 2009 01/23 (Fri) 00:26
No Title

久々~!

この木、ちょっと前にテレビで見たょ!!
海から来る風にあおられてるんじゃなかったっけ・・・。
ちゃんと見とけばよかった^^;

またメールするでょ☆

  • Juri [#-] |
  • URL |
  • 2009 01/19 (Mon) 13:10
ぶっ飛部

こんな写真 撮れるの オドロキ!
合成みたいです、みんな腕力があるのですね。

綾子おばあちゃんに逢えてよかった!ですネ。
五右衛門風呂v-48があるなんて、これも ビックリ!
カラファテの実 食べましたょ 南米が大好き人間です。

  • アデリー [#-] |
  • URL |
  • 2009 01/17 (Sat) 16:04
ありがとうございます!!

>ボンドさん
毎回スタンプです・・・
出国と入国のイミグレが微妙に離れてますし。
これ自体がひとつの観光名所かもしれないですよ笑
でも、バス乗客は別窓口があるので、そんなには並ばないはずです。

ななめの木、びっくりですよ。
しかし、それをネタにおもしろ写真撮るのは日本人だけのようですがね。。。
2時間かけていろいろ撮りました!!

ウシュアイアなら上野山荘行くべきです!!
ブログたのしみにしてます。
写真はできたらで・・・すいません

  • りょーじ [#-] |
  • URL |
  • 2009 01/17 (Sat) 13:43
理解不能!

ほんとに風で凧状態になってんの?
写真ではそうにしか見えない!

カラファテからは地図を見ると
国境3回越えるから、実際はどんなふうに
なっているのか気になっていたところだよ。
毎回、スタンプ?時間かかるね~。

日本人宿はめったに泊まらないけど、
上野山荘、行ってみるよ。
写真も撮ってきてやるわ(笑)

  • ボンド [#-] |
  • URL |
  • 2009 01/17 (Sat) 08:24
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原田 諒二                                     (はらだりょ-じ)

Author:原田 諒二 (はらだりょ-じ)
あの海の向こうには何があるんだろう?
どんな人たちがいるんだろう?
そんな単純な想いを胸に
いろんなものを見て
いろんな人と触れ合う旅の
真っ最中!!

2008年10月21日 世界一周出発

2009年9月28日 帰国

2015年1月2日 世界二周目に出発!!

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