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デンジャラパス

ボリビアの事実上の首都ラパスに到着

標高3650m。世界一標高の高い首都である。 
コパカバーナとは打って変わって超大都市!!
やっとボリビアの色が見えてきた。

ボリビアについて知っていたのは
・南米最貧国
・治安が良くない
・この旅のメインディッシュのひとつ「ウユニ塩湖」がある。

こんなもんでした。

第一印象は
・ペルーより人のあたたかさを感じない。
・明るく陽気な感じがなく、暗い雰囲気。
・米の炊き方が下手。だいぶ水分多め。(標高の関係か?)
・女性(おばちゃん)が立ちションならぬ、座りションを普通にする。
 (長距離バスの休憩中や、街中でも・・・)

そんな良いイメージがないボリビアだけど、見所は多彩。
まずは、ラパス近郊の見どころへ訪問。
ラパスの町は、すり鉢状の地形を持つ。スタジアムのような地形だ。
町の外側から中心に向かって標高が下がっていく。
その中心部に高所得者が住み、働く大都会があり、
外に広がるにつれ、低所得者が住む地域になってくる。
そのすり鉢の一番外側、つまりの縁にあたる部分に、
まるですり鉢から溢れ出てしまったかのように、貧困層の町がある。
その町の名は、「エルアルト」。


エルアルト
ラパス中心部からの距離は約12km、中心部との標高差は約700mである。
人口は60万人といわれるが、いまだに拡大を続けているという。
この町で有名なのは、木曜と日曜に開かれる大規模な市。
市といってもただの市ではない。
世界でも有数の規模の泥棒市だ。
他国の首都や大都市にも、泥棒市があるが、
ここの市は僕も旅に出る前から知っていたくらい。
とにかく広くて、物が溢れている。

売っているものの一例は・・・
・古着などの衣類
・靴
・電機パーツ
・車のパーツ
・家具
・おもちゃ、ベビーカー
などなど・・・
うさぎまで売っているという噂もある・・・。

ちゃんとした新品のものや、新品だけど偽物のアウトドアウェアや靴などもあり、
どこまでが盗品かはわからないが、とにかく安いものばかり。
僕は少しくたびれてきていた靴を買った。
新品同様のナイキのスニーカーが300円~1000円で何足か見つかった。
ただ、一番有名なのは古着。
とにかく量がすごい。
有名アウトドアブランドのアウターが200~300円で出てくることもある。

ラパスで一緒にいた旅人は、
「盗品を買う人がいるから、盗難が減らない。どこかでこの連鎖を止めないとダメなんだ」
と、エルアルトの市には来なかった。

僕は靴を買ってしまったが、その人の考え方は素晴らしいと思った。
安ければ盗品でもいいという考えが自分の中にはあったと思う。
ただ、再利用、リサイクルで、貧困層が商売をできているという考え方ができる部分もあるのかなと思った。
とにかく難しい問題だと思った。


エルアルトの見どころは、市だけではなく、もうひとつ有名なのが、
「おばちゃんプロレス」。
内容は、その辺にいそうな民族衣装のおばちゃんが、普通にプロレスをするのである。
メキシコで、予定が合わず「ルチャリブレ」が観れなかったので、期待して見に行った。

民族衣装のおばちゃんが、マッチョな男を相手を投げ飛ばしたり、急所攻撃をしたり、
ガンガン攻めまくる場面はスカッとして気持ちが良かったが、毎試合、試合の筋書きが同じで、 最後はちょっとマンネリだった。
また、おばちゃんが普通に投げられて、わざわざパンツ丸出しになるのは、衝撃的な映像だった。


デスロードへ
さらに、ラパスでは、有名なツアーがある。
その名も「デスロード」。 訳すと当然、「死の道」。
そんな日本のマンガのタイトルみたいな、恐ろしい名前のツアーがある。
なぜ死の道なのか・・・

それは、年間200人以上が命を落とす危険な道だからだ。
車一台がやっと通れる道幅、未舗装でガタガタの砂利道。
霧雨と濃霧で視界は最悪、道のすぐ横はガードレールなしの約300mの断崖絶壁・・・
この道のうちの約70kmをマウンテンバイクで約5時間かけて下っていく。
そういうツアーだ。

まずは、車でスタート地点まで登る。
スタート地点は標高4000m以上。
曇っており、霧が立ちこめ、気温も低い。
冬用の防寒着が必要なほどだ。
慣らし走行も兼ねて、最初は舗装路をスムーズに下っていく。
30分ほど下って休憩をし、いよいよガタガタの砂利道へ突入。
いよいよデスロード、スタート!!

と、その直後!!

4台前の自転車が転倒!!
続いてすぐ後ろの一台も巻き込まれ転倒!!

ヤバい・・・!!

テレビのハプニング映像などの番組で、自転車が将棋倒しになっていく映像が頭をよぎる!!

が、その後ろの自転車が回避し、何とか難を逃れる。
この地点はまだ直線で傾斜も緩く道幅も広かったが、あと数メートル先だったら、
みんな仲良く谷底へ真逆さま。地獄へ真逆さまだったかもしれない・・・
背筋が凍る・・・

その後も延々とデスロードは続く。
猛スピードで下りながら、横目にはマチュピチュのときのような霧のチラリズムで谷底が見え隠れする。
少しずつ慣れ始め、狭いながらも、他の走者を抜かし始める。

このデスロードのコツは、とにかくブレーキングと、集中力。
どれだけブレーキを握らず急カーブを曲がれるか。
どれだけ集中を切らさず、道のゆがみや大きい石を回避できるかだ。
♪ブレーキいっぱい握り締めて、ゆっくりゆっくり下っていけば、谷底に落ちる心配は少ない。
しかしそれではスリルがなくてつまらない。
さらに、欧米人に抜かれて、久々に負けず嫌いの性格に火がつく。
得意の立ちこぎを駆使し、抜き返してやった。

ふっ、俺もまだまだいけるな。

途中、ランナーズハイだか、ドライバーズハイだかわからないが、自然に頬が緩んだ。
すぐ横には死への道が口を開けているというのに、気持ちよくて顔が笑ってしまうのだ。
アドレナリンが出まくりだったことだろう。
道の途中、いくつもの十字架が横目をかすめる。
しかし、もうすでに、カッパえびせんバリに、“やめられない止まらない”。
その後も、毎回先頭集団に混じって出発し、とにかく攻めた。抜きまくった。

このデスロード。
ツアー名とツアーメインのダウンヒルは恐ろしいが、待遇は最高。
休憩ごとにバナナやチョコ菓子、飲み物が出て、ウェア、手袋、ヘルメットは全部レンタル。
朝、昼とちゃんとしたご飯つき。
下り終えた後の昼食なんてバイキング形式♪
さらに運転中の写真や動画をCD-Rに焼いてくれて、記念Tシャツつき。

死への道だっただけに、終着点は、「極楽」だったというわけだ。


こうして、デスロードツアーにより、
死の道を這い上がり、極楽へ辿り着いたかと思ったが、この後また地獄へ逆戻り。
俺はカンダタかい!!(太宰治「蜘蛛の糸」より)

いや、まじめな話、笑えないのである。


刑務所入り
僕は刑務所へ入ることになってしまった。
入所したのは、ラパスの中心部にある「サンペドロ刑務所」。
収容人数は1500人を越える。(定員は250人らしいが。)
他にも外国人が入っている刑務所。

ブログの更新が遅かったのも、このページに画像が少ないのも、
実はここへの入所が理由です。

入所してすぐ、麻薬所持で捕まったポルトガル人の囚人がいろいろと教えてくれた。
話を聞きながら所内を見てまわったが、ここは僕がイメージしていた刑務所とは全然違う。
刑務所内に一つの社会ができあがっているのだ。

どういう意味か。
食事は自分たちで作り、洗濯も自分たちの手で。
刑務所の中で通貨が流通し、物の売買が行われているのである。
それは、まず牢獄の売買から始まる。
牢獄にもランクがあるようで、ベッドだけでいっぱいいっぱいの部屋もあれば、
テレビのある部屋もある。
良い部屋に入りたければ刑務所内で“稼ぐ”しかないのである。

どうやって稼ぐのか。
商店を営む者、床屋をやる者、レストランで働く者、様々である。

物資も、ハサミもない刑務所でどうやってそんなことが出来るのか?
物資や、ハサミが持ち込めるからである。
家族との面会時に受け取っているようである。
基本的には武器以外は持ち込みがOKということらしい。
さらに驚くのは、家族の持ち込みまでOKということ。
刑務所内で、普通に子供がはしゃいで遊んでいる。
これも収容定員の増えてしまっている一因らしい。

さらに遊べるのは子供だけではない。
刑務所内には、バスケットコート、フットサルコート、ミニライブ会場まである。
フットサル場ではカラフルなユニフォームを着た囚人たちがフットサルに興じている。
ミニライブ会場には、ドラム、ベース、ギター、マイク、アンプなど、しっかりと機材が揃い、 入所記念に演奏を披露してもらった。
この他、ビリヤード場、筋トレの器材もあるし、教会もある。

それでもここは本物の刑務所。
麻薬関係で捕まった人が大半を閉めるらしいが、殺人罪の人もいるという。
数週間前には、囚人同士の喧嘩で死亡者が出たという。

いったいどうしてこんな刑務所が存在するのか・・・
その理由は、国家財政が悪化し、刑務所へ予算が回らなくなり、運営ができなくなってしまった。
それで仕方なく刑務所は服役囚たちの力で運営しなければならなくなった。
そこで、刑務所が一つの社会になったということである。

その運営費を捻出するために、刑務所は観光事業を始める。
観光客相手に刑務所見学ツアーを考え出したのである。
観光客が警備に賄賂を払い所内を見学するのである。

そうして入所したのが今回の僕。
逮捕されたわけではありませんよ~。
ちょっと騙されました?
ただ、中は本物の刑務所だし、本物の囚人。
ガイドも本物の囚人でした。

しかし、本当に変わった刑務所だった。
お金が稼げて、家族も連れ込めて、遊ぶことだってできる・・・。
もちろんそこにはたくさんの賄賂が絡んできたことは言うまでもないが・・・
さらには、上物のコカインまで所内で普通に流通しいていて、ここで買って帰る観光客もいるという。
実際、僕も売買の話を持ちかけられました。

興味本位で見学をしに行ったけど、罪を償う時間を過ごす場所としては、正直どうなのかなと思いました。

普通に町や村のよう
PC170039.jpg
サッカーに興じる囚人たち
PC170187.jpg
音楽に興じる囚人たち
PC170215.jpg
商売をする囚人と買う囚人とその子供
PC170155.jpg
ラパス中心街にあるため、見上げれば高層ビルの頭が見える。
PC170246.jpg

このブログ記事は、主にガイドの話を参考に書いているが、
少し解釈が間違っている部分もあるかもしれない。
ということで、内情を詳しく知りたい方は、以下のような有名な著書も出版されている。
“Marching Powder :A True Story of Friendship, Cocaine and South America's Strangest”
かつて麻薬密売人として、ここで実際に投獄生活を送っていたイギリス人による自叙伝である。
残念ながら日本語には翻訳はされていないようですが・・・。


しかし!!
この本を原作とした映画「Marching Powder」が作成されているとのこと。
主演は、ドン・チードルらしいが、公開日、製作状況については不明。。。
日本に帰るころには観れるかな。

というわけで、街も見どころもデンジャラスなラパス。
そんなデンジャラパスを抜け出し、この旅のハイライトのひとつ、
「ウユニ塩湖」のある町、ウユニへ・・・


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Comment

ありがとうございます!!

>ボンドさん
ボン・・・いや大御所!!
ありがとうございます!!
刑務所、雰囲気なかったですけど、いい経験でした!!
僕は、ラパスではジャングルへ行く選択肢を捨てました。
チリ抜けされたようですね!!またどこかで!!

  • りょーじ [#-] |
  • URL |
  • 2008 12/30 (Tue) 06:56
おもしろい!

刑務所のことはしらなかったな~。
ついでに一泊くらいしてきたら
よかったのに?(笑)
非常におもしろい記事だったよ。

  • ボンド [#-] |
  • URL |
  • 2008 12/29 (Mon) 01:39
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原田 諒二                                     (はらだりょ-じ)

Author:原田 諒二 (はらだりょ-じ)
あの海の向こうには何があるんだろう?
どんな人たちがいるんだろう?
そんな単純な想いを胸に
いろんなものを見て
いろんな人と触れ合う旅の
真っ最中!!

2008年10月21日 世界一周出発

2009年9月28日 帰国

2015年1月2日 世界二周目に出発!!

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