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  2. 2015年05月

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日本より日本な海外

海外にも日本社会があることは、日系人、日系社会という言葉が知られているように、広く知られていると思う。

南米は、かつて多くの日本人が移住した地域。
2世、3世、4世と時が移り変わり、日本語を話せない日系人の方が多い地域もあれば、
日系1世の方がいらっしゃる地域もある。

南米には、非常にありがたいことに、旅人を受け入れてくださる日系社会もあり、
2つの日系社会を訪れることができた。


1つは、ブラジルの「弓場農場」
もう1つは、パラグアイの「イグアス居住地」




●弓場農場


1週間しか滞在してないうえに、滞在中は体調が悪く、あまり弓場の方々との交流を多く持てなかったので、
本来、弓場農場について何か語ってしまうのはよくないと思うけれど、感動したことが多く、
感謝すべきことも多いので、書き残しておきたいと思います。


弓場農場は、80年以上続く、20世帯以上のご家族、計50人以上の日系移民の方々が暮らす共同体。
広大な農地で、果物をメインとした出荷用の作物と、米や大豆、野菜など自給用の作物を栽培している。
驚くのは、共産制の共同体で、農作物で得た収入は弓場農場みんなのもの。給料が無く、私財もない。
食事は自給用の農作物から作った日本食がメインで、話されている言語は日本語がメインだが、みなさんポルトガル語も話されている。

旅人は農作業に協力することで、3食のご飯と、寝床を提供していただける。
滞在する期間に制限もない。
そういった、家族、仲間を大切に守っている共同体でありながら、どこの馬の骨かもわからないような旅人たちを受け入れ続けている懐の深さ・・・


ペルーから続くアレルギーの影響もあり、1週間ほどしか滞在できなかったが、
ここでは学ぶことが非常に多かった。

3度の食事にみんなが集まる食堂
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20150416大豆収穫の旅人達-11

201504完熟大豆


仲間や家族を大切に、みんながみんなのために自然に働く姿に感動したし、
ほぼ初体験の農作業も大変だったけど良い経験だった。

僕のような滞在期間の短い旅人にでも、なんの躊躇もなくいろいろなことを教さって、
名前まで覚えていただいた。

アレルギー症状が出ていた僕を気遣ってくれる方も多く、申し訳なさと感謝の気持ちでいっぱいになった。



また、弓場農場のHPに、
同じこころざしを抱く仲間達ともに、「耕し、祈り、芸術する」共同体として建設された弓場農場。

とあるように、芸術的感覚も大切されていて、毎週バレエ教室や、合唱練習の時間もある。
敷地内には図書館もあり、毎日誰かがピアノや管楽器を演奏する音が聞こえてくる。


・・・まるで映画で設定された場所に入って来たような感覚にさえなった。


農業について、自然について、家族について、仲間について、助け合いについて、
お金について、ホスピタリティ精神について、日本らしさについて・・・
いろいろなことを自然に考えさせられた。


20以上のご家族が共同体で生活することは、簡単なことではないし、
もちろん様々な問題や悩みもあるのだろうと思う。

けれど、この素晴らしい場所は、これからも存在していてほしいと思う。

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●イグアス居住区


弓場農場からそのまま丸一日移動し続けて辿り着いたのが、
パラグアイの「イグアス居住地」。

イグアスの滝がある、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイの3か国国境から1時間ほどのところにある、日系人が多い居住区。

1961年にパラグアイの他の地域から入植されたことから、ここの日系社会の歴史が始まり、
現在、200世帯、約850人ほどの日系人の方々が暮らしている。
この地域は弓場農場のような共同体ではなく、人口は約1万人で、パラグアイ人も多く住んでいる。

周辺には広大な大豆畑が広がり、大豆で生計を立てている農家が多い。

ここには、COOP(農協)があり、その大豆から作られた納豆や味噌、そのほか、あんぱん、どら焼き、せんべいをはじめ、
ほんだしやお茶漬けのり、みりんなど、海外ではなかなか買えない日本の商品が売っている。

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近くには鳥居があったり、日本語の標語も町の至るところで見かける。

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あなたを大切にするように 私も大切にして
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書いてある標語に、自然への考え方が表れている。


農協やスーパーなどにいくと、日系人の方の日本語の会話が普通に聞こえてくるし、
学校の近くを通った時には、応援団の練習らしき声で、三三七拍子が聞こえてきた。

移住資料館もあり、移住の歴史や、移民一世の方から生で話を聞くこともできる。

僕が行ったときにいらっしゃった移民一世の方は、

お金よりも大事な豊さがここにはあるといった話をされていた。

移民の方々は苦労もされているし、日本から離れて暮らして、価値観や人生観が変わる人も多いのではないかと思った。

展示してあったテープレコーダー
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歴史と感情を生々しく感じた。







弓場農場でも、イグアス居住区でも、共通して再考させられたのは、「豊かさ」について。

日本で働く中で、その「豊かさ」に関して疑問や自分の感覚のズレを感じ、耐えきれなくなったことも、今回旅に出た理由のひとつ。

食べ物を作れること、それを分かち合える人達がいること、健康であること。

これだけだけで十分豊かなのではないかと感じる。

日本では、自分で食糧を作れる人がどれだけいるだろうか?
日本の自給率はTPPなどによって、さらに下がると言われている。

生き物として食べ物を自分で確保できないことは、異常なことなのかもしれない。
国として、食べ物を自給できないことも、異常なことなのかもしれない。
特に島国である日本にとって。

最初は苦労の多い移民の方々は、必ずといっていいほど農業で生計を立てようとしたのは、
時代背景や環境、制約などが大きかったとは思うけれど、
やはり食べ物がなければ生きていけない。食べ物があれば生きていけるという考えも、
もしかしたらあったのかもしれないと勝手に思う。

今、世界では、肉や魚も含めた食糧の安全性も揺らいでる。
自分で作り、自分で食べることが一番安全なのだと思う。
そういう意味で自給率を高めることは非常に意味のあることだし、
自分で作れなくとも、知っている人が作っている食糧は安心できる。
地域、コミュニティを大切にしていくことが、その土地らしさ、日本らしさを守っていくことにつながるのだと思う。
現に、弓場農場も、イグアス居住区も、日本の都会より、よっぽど「日本らしさ」を守っている。


未来のために、こども、子孫のためにも、多くの人がもっと食糧問題や地域にも目を向けていくべきだし、
第一次産業を尊重していくべきだと思った。


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私の未来はあなた方の行動しだいなのだ








ブラジル・弓場農場 4.13~4.22 
パラグアイ・イグアス居住区 4.23~5.9


イグアス居住区にある病院では日系3世の方が勤務されている病院があり、
なかなか治らないアレルギー治療のため、2週間ほど通院し、療養した。
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リベンジ

6年前は今ほどではなかったと思う。
ウユニ塩湖の知名度や、現地ツアー会社の数とツアーの種類、そして日本人旅行者の数。
日本のテレビでよく取り上げられるようになったからだという。

そういえば、旅で会った友人に聞いて知ったのだけれど、

NAVERで紹介していただいていたみたいです。
http://matome.naver.jp/odai/2137458972131572301

このときも、ウユニの水鏡はみんな狙っていて・・・
僕も塩湖に水が張っているか気にしていた。
でもこのときは雨季の時期がずれ始めたようで、
僕が行ったときには干上がっていた。
それはそれで、ブログにも書いたように楽しかったのだけれど、
やはりもう一度南米に来てボリビアを通るからには見ておきたい。


で、サンセットとサンライズ、両方見てきました。
雲や月の条件は良くはなかったけど、風がなく鏡をみることができました。
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そして、前回の旅では、このウユニの後、東側へ南下し、アルゼンチンへ向かう少数派の選択をし、
忌まわしい連続トラブルに見舞われた。
今回は、どちらかといえば多数派の、風光明媚と名高いチリ抜けツアーで西側へ南下。

これぞ南米というべき、ダイナミックな景色たち。
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チリ抜けツアーのゴール、チリのサンペドロ・デ・アタカマも、
想像とは違ったおしゃれでツーリスティックな街。
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サンペドロ・デ・アタカマ近郊
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富士山みたいな山もあり、
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赤富士までも見ることができた。
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そして、アタカマからは、アルゼンチンのサルタへ移動。
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途中、標高は4700mまで上がった。


曇っていたけれど、七色の谷といわれるウマワカ渓谷も通った。
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・・・6年前、ウユニで盗難などに遭った後、失意の中ブエノスアイレスへ向かう途中、
深夜に雨の中、突然放り出された名前もわからぬ町があった。
今回サルタへ行く途中にその町を通った。
アルゼンチンのお金も持っておらず、運行終了後の真っ暗のバスの中で寝させてもらった。
あの時の不安と孤独、寂しさ。
そのあとに、僕の心を癒してくれた朝日とひまわり畑の美しさ。

今となっては、貴重な旅の思い出。


明るい時間帯に見る“深夜の名もなき町”は小さな平和そうな町だった。



ボリビア・ウユニ ~ チリ・サンペドロ デ アタカマ ~ アルゼンチン・サルタ ~ イグアス  4.3~4.12

懐かしさと新発見

1ヶ月のアマゾンの旅が終わり、ペルーリマへ。
そしてチチカカ湖の町を経由して一気にボリビアのラパスへ。

リマは前回の旅のとき、南米で初めて訪れた町。
ここもやはり懐かしい。
前回泊まった宿は今はもう営業していなくて、その3軒ほど隣にある宿に泊まった。

当時は、ガイドブックに書いてある建物を一個でも多く見ようと、
やたらと街を歩き回ったことを、ここで初めて思い出す。
今回は、宿のまわりしか歩き回らなかった。
今振り返ると、前回の旅は、観光地をひとつひとつ「クリアしていく」ように旅をしていたと思う。
それが気持ちよかったし、旅の中での自信になっていたんだと思う。
今回は本当に観たいものだけ、本当に食べたいものだけ、ゆっくりと、そして隙(金)あらば繰り返し・・・。


リマからラパスへ向かう際に寄ったチチカカ湖、湖畔の町。
以前に泊まった宿はそのままご健在。
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右奥に見える建物で、天守閣のような部屋に泊まった。


ラパス。
改めて、実在する町とは思えないような・・・映画とか漫画とかの世界に出てきそうな、「すり鉢状の町」。
すり鉢のフチの部分に泥棒市があり、すり鉢の底・・・いわゆる中心に向かうほど都会になっていく、
標高3600m、町全体、坂道だ(ら)けの大都会。
高地に慣れていても、坂道ばかりで息が上がる町。
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写真は前回の旅の時のもの


こんな息が苦しい町に長居することになるとは・・・

その理由は、いまだに残るアマゾンの爪痕・・・。

彼女がアマゾンで虫にさされた部分が腫れ上がり入院。
病名は「蜂窩織炎」。

僕も再び、重度の皮膚炎の発症。
人生初のステロイド注射と内服の開始・・・




そんな中でも新発見と再発見があり・・・
日曜のラパスは平日の渋滞が嘘のように車がまったく走っておらず、とても閑静でのんびりしていること。
あの常に渋滞している車道を堂々と歩けるのは気持ちがいい。休日の銀座気分。
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あとは、ボリビア人をどうしても好きになれないことを再確認。(前回の旅では盗難に遭った国)
サービスの悪さ、笑顔のなさ、手癖の悪さ(宿で食糧の盗難に遭った)・・・


街を歩くとやはり懐かしさを感じる場所もあり、記憶と違っていることに驚く場所もある。

かつて刑務所ツアーで入った刑務所はいまだに健在。
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ここを舞台にした洋書が発売されており、当時は、その後映画が作成されると聞いていたが、未だ作品化されていないようだ。


そこに立って初めて蘇る記憶もあれば、知らなかった一面を発見したり、昔とは変わっていることに驚く場所もある。
時が経てば経つほど、長くいればいるほど、街は違ったものに映る。
先を急いで1泊しかしない町もあるし、なんとなくゆっくりすることもあれば、バス待ち、ビザ待ち、病気などで足止めを喰らいしぶしぶ長居する町もある。
そんなときの発見もまた旅の楽しさ。

こんな裏路地も今回初めて通った。
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ペルー・リマ~ボリビア・ラパス 3.21~4.2

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プロフィール

原田 諒二                                     (はらだりょ-じ)

Author:原田 諒二 (はらだりょ-じ)
あの海の向こうには何があるんだろう?
どんな人たちがいるんだろう?
そんな単純な想いを胸に
いろんなものを見て
いろんな人と触れ合う旅の
真っ最中!!

2008年10月21日 世界一周出発

2009年9月28日 帰国

2015年1月2日 世界二周目に出発!!

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