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  2. 2011年12月

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日本旅行編 屋久島

「世界一周ダイアリーズ 日本旅行編」


まず、初回は、日本を代表する世界遺産を訪れたときのこと。


旅が終わり、ちょうど1年が経つ頃、2010年の秋。

屋久島へ行った。

就職し名古屋に住むようになり、連休があれば関東に帰ることが多く、なかなか旅行をするということを考えられずにいた。

そんなとき、旅をする前に働いていた会社の友人からの誘いで決断。

旅から帰ってくる前に、日本に帰ったら絶対行きたいと思っていた場所のひとつが屋久島だった。

樹齢4000年の縄文杉は、あまりにも有名。

映画「もののけ姫」の舞台。珍しくジブリ公認。

(ラピュタっぽいシリアのクラックデシュバリエ、カンボジアのベンメリア、ナウシカっぽいパキスタン フンザ、魔女の宅急便の街っぽいクロアチアのドブロブニクなどなどは、あくまでも「っぽい」だけでジブリは認めているものではない)



旅程は2泊3日。

金曜日の夜、鹿児島へ出張していた僕と、友人は、鹿児島市内で合流。
一泊し翌朝、鹿児島港からフェリーで屋久島へ。
DSCF0001.jpg

途中、種子島を経由。
“鉄砲伝来の島”と、昔、教科書に書いてあったような・・・
しかしなぜわざわざこんな小さな島にてつはうが伝来したんだっけ? 


・・・それはさておき、屋久島の安房港に着いたのは、お昼過ぎとかそのくらいだったと思う。
本数の少ない路線バスで、宿泊先のある島内北東部の宮之浦へ。


屋久島のトレッキングは、早朝出発で昼過ぎには引き返してくるのが基本。

縄文杉へのトレッキングは、翌朝になるため、友人と島内散策。

まずは、近くの神社へ旅の無事を祈願しに。
島の神様にしっかりと挨拶をしなくちゃね。
DSCF0036.jpg
島の神様のご機嫌取りに。


!?
DSCF0017.jpg

!????
DSCF0018.jpg

大歓迎のご様子。

猫様に、こんな大歓迎な表情されたのも初めて。

わあい! この旅、いいことありそうだなぁ~。。。



この日は、小学校の運動会があったらしく、幾度となく、
「小学校で運動会やってるから、みんなきちゃいなよ」的なニュアンスの町内放送が流れていた。
DSCF0012.jpg
町内放送で運動会のお知らせをするなんて、島らしいなぁ。
きっと、運動会には関係のないおじいさんやおばあさんなんかも見に行くんだろうなとか思い、ほのぼのと島内を歩く。
いや、たぶん、島内の人であれば、みんな何のイベントでも「関係がある」んだろうなぁ。


屋久島に来てしみじみ思ったのが、「島」って、「島なんだけど山なんだな」ってこと。
海底から見れば、山であって、海面に出ている陸の部分は、山頂周辺の部分だけなんだなと。
屋久島は、僕にそんなことを感じさせるように、島の中心部に向かって標高が上がっている。
DSCF0004.jpg


街の風景としは、ガソリンスタンド、スーパー、ラーメン屋・・・
数は少ないがお店はしっかりある。
内地では廃れてしまうような、小さな商店もしっかり機能している。
ただ、閉店時間が17時や18時と極端に早い。
そのぶん、家で家族と過ごす時間は長いのだろう。
DSCF0011.jpg
いい標識♪

あと、びっくりするのが、パチンコ屋。
じゃんじゃんバリバリ営業中。
島には娯楽が少ないので、やっぱりパチンコ屋は儲かるのだろう。


翌朝が早朝の出発のため、スーパーで買った夕食を食べ、早めに就寝した。



いざ、縄文杉へ。

翌朝は・・・
ん・・朝というよりもまだあたりは真っ暗。深夜3時過ぎに起床。

屋久島では、路線バスが早朝から走っており、4時過ぎの始発のバスで登山口へ向かう。
僕が泊まっていた宿は登山口までは遠く、バスを2回乗り継いで登山口へ行かなくてはならない。


ちなみに屋久島にはトレッキングコースがいくつもあり、本来は、そのいくつかをトレッキングしてみたいのだが、
今回は3連休で島に滞在できるのが、48時間足らずなので、一番王道の「縄文杉」へのトレッキングコースへ。


始発停留所に近いバス停から乗り込む。

停留所に停まるごとに少しずつ人が増えてくる。
3連休ということもあって、旅行者も多い。

いや、いくらなんでも多すぎる。

平日朝の東海道線の上り列車かと思うくらいの乗車率。
駅で乗客を電車に押し込むスタッフがいてもいいくらい。
結局、登山口近くのバス停からは乗り込めない旅行者も多くいた。

このときは、アウトドアブームのピーク+3連休ということもあり、屋久島の人気は異常で・・・
DSCF0042.jpg
カラフルなウェアを着た旅行者が大発生。
ネイティブ柄のレギンスにハーフパンツ、アウトドアブランドのカラフルなウェア、帽子、トレッキングシューズ・・・。
色とりどり。リズムうきうき。心ずきずきわくわく。
屋久島ブギウギ♪


登山口へのバスを1時間くらい待った。

登山口に着き、トレッキングを開始したのは7時前くらい。
DSCF0046.jpg

準備運動するひとたち
DSCF0049.jpg
大事だね~


最初は、平坦なトロッコの線路の上を歩く。
DSCF0050.jpg
線路を歩くと言えば、ペルーのマチュピチュを目指したときのことを思い出さずにはいられない。
そして、やはりスタンドバイミー。
線路を歩くとワクワクするのはなぜだろう?


このトロッコ道はなかなか長く2時間はかかった。
DSCF0225.jpg


そして、いよいよ神秘の森の中へ・・・
DSCF0080.jpg
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途中、いくつか屋久杉と出会う。
いろいろと形や場所にちなんで杉に名前が名づけられている。が、忘れた。
DSCF0133.jpg

DSCF0142.jpg

DSCF0215.jpg


DSCF0146.jpg

DSCF0129.jpg


この杉は「翁杉」という。
DSCF0099.jpg
あれ??様子がおかしい。
おじいさん??


なんと、この翁杉は、僕が訪れたちょうど1カ月前に倒木。
DSCF0215.jpg
元々は高さ23.7m、幹廻り12.6mで縄文杉の次に太い屋久杉だった・・・

屋久杉の切り株
DSCF0102.jpg
湿っている。湿度が高く樹脂分が多いため、屋久杉は腐りにくいのだという。


そして、トレッキング道の中盤あたり、ひとつの有名な観光ポイントとなっている・・・
DSCF0211.jpg
↑ウィルソン㈱

じゃなかった、正しくは「ウィルソン株」
屋久島最大の切り株。
安土桃山時代に秀吉に献上する際に伐採されたとされている。
1914年に植物学者A・ウィルソン博士によって発見されたためウィルソン株。
前株とか後株とか、そういう堅苦しいものでは決してない。



写真では見づらいけど、人が10人くらいは余裕で入れる大きな切り株がある。

ここは見どころのひとつでちょっとした広場にもなっているので休憩ポイントでもあるようだった
DSCF0108.jpg



ここが有名で、これだけ行列ができるのにはわけがある。
DSCF0124.jpg



株の中に入れることができ・・・
DSCF0111.jpg


見上げると・・・
DSCF0118.jpg
杉の陰の中に緑を突き抜けた光が射し込んでいる。


さらに、この株の中のあるポイントから見上げると・・・
DSCF0122.jpg
いやん。ってなわけ。


ここを過ぎたあたりから、すでに縄文杉から引き返してくる旅行者とスレ違い始める。
屋久杉への道は一本道で、基本は上り優先で譲り合う。

「こんにちは~」

(道を譲られて)「ありがとうございます」

「あと15分くらいで着きますよ」

小刻みな息づかいに混ざった挨拶が気持ちいい。

屋久島の凛とした自然も気持ちがいいものだけど、こうした旅行者同士の挨拶も心と体を軽くしてくれる。

歩くこと約2時間半。


ついに縄文杉に到着。
DSCF0174.jpg
でかい。
でかすぎて伝わらない写真。


昔は、幹に近寄れたらしいのだが、今は観光客が増えたためか歩行者用の足場が組まれ、柵が設けられていて、
近づいて幹に触ったりすることはできない。

4000年もの間、変わらずこの山奥に根を張り続け、年輪に歴史を刻み続け成長してきた縄文杉。

いまなおここに健在・・・


圧倒された・・・。


その圧倒的な存在感は、写真には収まりきらない。
っていうか、ふつうに、でかすぎてフレーム内に収まらない(笑)


この縄文杉のようにどっしりとブレることなく根を張って生きてたいなぁ。

とか、しみじみそんなことを思い、下山開始。


一番の目的を果たし、ホッとしながら宿から持ってきた弁当を食べ一休み。

体も冷えてしまうので、ペロッとたいらげて、再度出発!


の直後!!

DSCF0083.jpg



岩場で足を取られて転倒・・・。


まずい・・・!


捻挫だ。

痛みはすぐに消えたが、腫れて再び痛みが出てくるのは、時間の問題・・・

歩けるうちに、前へ・・・

予想どおり少しずつ痛みが出てくる。。。

腫れてきている感じもする。


「テーピングでガチガチに固めてくれ!」

「骨に異常があるかもしれないのよ!」

「どうしてだ、なぜ今・・・骨が折れてもいい、歩けなくなってもいい、やっとつかんだチャンスなんだ!」

あの海南戦のときのように彩子さんと激しく言い争うが、そもそもテーピングを持っていないことに気付いた。
うっかりしていた。彩子さんすまない・・・。

そのとき、みっちゃんがつぶやく。
「もうないのか?ポカリ」
あいにく、ポカリは持っていたので控えの桑田君に買いに行ってもらうこともなく、補給できた。

「たばこは吸わなかったのにな・・・」
いや、僕はたばこは吸っていたことがある。
これは口に出さないでおこう。

いまはトレッキングをしているので、バスケット(?)の話はこのへんにしておこう。
(スラムダンク読んだことない方、失礼しました。よかったらスラムダンクを読んでから、
またこのブログに戻ってきてみてください。スラダン読みはじめても戻ってこれるのなら。)


いつもは、往路よりも短く感じる復路が異常に長く感じる。

往路の序盤に歩いたトロッコ道に戻る頃には、足はパンパンに腫れ、足を引きずらないと歩けない状態。
というか引きづりながらでも相当きつい。
足に靴が触れるだけで痛む。
右足は使い物にならない状態に・・・

なんとか戻ってくることができたが、これが道が暗くなってからだとしたらと思うと怖い。
ソールはしっかりしているが、街履き寄りの靴で来てしまったことを後悔。

縄文杉トレッキングは、登山ではなくトレッキング程度で、長時間の歩行にはなるが、そこまでの疲れはない。
ただ、やはり足場が悪いとこともあるので、油断していると足を取られる。
やはりトレッキングシューズは必要だと実感した。

あと、「神社にいる猫」には気をつけたい。


屋久島旅行は次の日に昼には鹿児島へと再びフェリーで引き返し、怪我はあったものの無事終了。



この旅で、僕は縄文杉へのトレッキングコースしか行けなかった。
屋久島には、縄文杉への登山道の他にもトレッキングコースがいくつかあり、また違った見どころがたくさんある。
ひとつのコースしか行かずに、屋久島がどうだとか、そういうことを書くのは感心されるべきことではない。
あくまで、このときの「縄文杉トレッキング」がそういうものだったんだと、軽く読み流してもらいたいと思う。

その上で書かせてもらえば、今回の縄文杉へのトレッキングコースだけを訪れた僕の感想はあまりよいものではなかった。
とにかく訪れる人の数が多すぎたということ。
夏が過ぎ、季節も涼しくなり始めた10月の3連休。そしてアウトドアブームのピークを迎えていたこの年。
人が多いのは当然のことではあったが、それにしても、トレッキング中、人の姿が常に目に入った。
後から聞いた話では、およそ1000人がこの3連休で屋久島に訪れていたという。
また、コース中、上りと下りのすれ違いの際に発生する、下り側が道を譲るあいだの待ち時間は、合計で一人当たり1時間にも及ぶという・・・。
行列のできるトレッキングコース
DSCF0131.jpg

縄文杉の写真撮影には“待ち時間”も発生
DSCF0181.jpg
ウィルソン株のハート型の写真撮影も同様に順番待ちが発生していた。


僕が考える屋久島の良さというのは、生い茂る無数の木々が発する凛とした静けさと、その澄んだ空気感。
そこに期待を持っていた僕としては、人の声が響き、カラフルなアウトドアウェアばかりが目に付く、そこでの光景は、
素直に気持ちがいいと言えるものではなかった。
もちろん、旅行者はみな気持ちのよい挨拶を交わし、譲り合いの精神もしっかりと持っていて、自然を荒らしたりもしていない。
誰が悪いということではないので、誰かを恨む気持ちもなければ、行ったことを後悔もしていない。
縄文杉の素晴らしさもこの肌で感じ、圧倒された。
ただ、欲を言うと、人がいない森の静けさを感じながら、縄文杉へたどり着きたかった。

日本では、休暇時には観光地に人が殺到するのは仕方のないこと。
それを覚悟して訪れるか、はたまたうまく避けて貴重な休みを取り訪れるのか・・・

やはり日本社会で働きながら、旅の世界へ入って行くことは非常に難しいことだと、
日本に戻ってきて初めての旅で実感させられた。

先にも書いたけれど、屋久島については、もっと人が少ないような他のトレッキングコースに行くことが、
その素晴らしさを実感できる方法なのかもしれない。

それでも、トレッキングの最中、前にも後ろにも人気がなくなったほんのわずかな瞬間に

こんな
DSCF0221.jpg
純朴な緑の涼しさと
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光の洪水や
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あたたかい木漏れ日に包まれたときは、
体中に澄んだ汚れのない空気が突き抜けていくような気持ちよさがあった。


それをもっと深く感じるために、屋久島の本当の素晴らしさを知るために、いつかまたここに来たいと思った。
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プロフィール

原田 諒二                                     (はらだりょ-じ)

Author:原田 諒二 (はらだりょ-じ)
あの海の向こうには何があるんだろう?
どんな人たちがいるんだろう?
そんな単純な想いを胸に
いろんなものを見て
いろんな人と触れ合う旅の
真っ最中!!

2008年10月21日 世界一周出発

2009年9月28日 帰国

2015年1月2日 世界二周目に出発!!

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