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  2. 日本旅行編 沖縄離島

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久米島 摩訶不思議アドベンチャー

2011年1月上旬

友人と久米島へ行くことになった。

沖縄本島周辺の離島といえば、ダイバーが多く訪れる西部の阿嘉島・座間味島・渡嘉敷島などの慶良間列島、神の島と言われる南東の島・久高島、まだまだ観光客の少ない東部の津堅島、北部には、伊江島・伊是名島・伊平屋島・与論島など、本島周辺だけでもたくさんの離島がある。

1月という、思いっきりシーズンオフに思い立ったこの旅では、
慶良間列島の先に位置する、久米島へ行くことに。


今回は友人とゆっくりできればいいなという、あまり目的を持たない旅だったので、下調べも大してしなかった。

慶良間列島をはじめとする西部の離島へは、那覇市内にある泊港から出航するフェリーで訪れる。
DSCF0312.jpg


フェリーに乗り込み、久米島へ。

やっぱりフェリーは揺れるなぁと思っていたら・・・

友人がいつのまにかグロッキー状態に・・・。
というか、もう完全にノックアウト。

ノックアウトされたのはいいが(よくないが)、ノックアウトされながらもあと2時間半はノックアウト状態で戦ってもらわないといけない。
船もまた急には止まれない乗り物である。

そして、友人はノックアウト状態で2時間半戦い抜いた。
この死闘により、トイレとは「お友達」になったようで、熱い抱擁を交わし続けていた。

今回の旅は、僕がだいたいのプランを考えたが、友人の船酔いまで気を遣えなかったのは僕のミスである。
「申し訳ない!」と意識朦朧の友人に謝ったが、トイレに夢中の友人にその声が届くことはなかった。
まあ、“カラフルな混ぜ物”と一緒に、この件は水に流してもらった。

久米島につくと、宿泊する民宿の奥さんが迎えに来てくれた。
フェリー乗り場から宿までは送迎車で20分程度。
オフシーズンということもあり、島は閑散としている。
その上天気も悪い。友人の体調も悪い。

そう、旅においてのいいことがなにひとつない状態なのである。

いや、ひとつだけ良かったのは、“ひどく睨んでくる猫”がここにはいなかった。
この旅の“足首の安全”だけは確保できたと確信した。


とりあえず島散策。

ウミガメ館へ
DSCF0321.jpg
↑なんだか変わった「オブジェ」。
顔は2D、体は3D。

ここでウミガメのことを勉強。
人間の捨てたごみをウミガメが食べてしまって死んでしまうことも多いという。
DSCF0323.jpg
そんなことで死んでほしくない・・・。


上江洲家住宅
DSCF0369.jpg

DSCF0370.jpg
沖縄県最古の民家だとか。
「この家が最古!」っていうのがわかったのがすごい。と思った。




五枝の松
DSCF0376.jpg
えっと・・まぁアレです。
五枝の松でございます。



曇っているけれど海へ
DSCF0325.jpg

畳石
DSCF0331.jpg
島の東の海岸では火山岩が並ぶ砂浜ならぬ石浜が。
人口ではなく、火山岩というから面白い。


あ、猫!!!!!? 
DSCF0338.jpg

あの屋久島の「神社の猫の悪夢」から4カ月・・・

またもや猫の呪いが・・・
と思いきや、ここの猫は人懐っこくこんな顔↓をされることもなかった。
DSCF0018.jpg





島をまわるが、いっこうに天気が良くならない・・・
猫に呪われているわけではないのに天気が良くならない・・・

旅は、天気によって360度違うものになると僕は思う。
あ、360度では一周して結局変わらないか。

・・・旅は、天気によって180度違うものになると僕は思う。
特に、海に囲まれた離島への旅は。

久米島での旅は、本当に残念なことに天気に恵まれなかった。


それでも!!

旅において何も起こらないことなど、やはりなかった。


もう島一周もしたし、戻ろうかと思っていたそのとき。
鍾乳洞の看板が目に入る。

たいしたことないかもしれないが、いってみようということになる。


砂利道を進み、駐車場らしきスペースに車を停め、鍾乳洞があるらしい岩壁に沿った道を下る・・・。



!?
DSCF0380.jpg
骨!?


沖縄が太平洋戦争の最前線だったのは周知の事実だが、骨が比較的白く・・・そして“新しい”気がする。
島の人々のものなのか・・・!?

そのすぐ先には鍾乳洞の入り口がポッカリと口を開けている・・・。

真っ暗でどのくらいの広さがあり、奥がどうなっているのかまったくわからない・・・。

懐中電灯もないし・・。

こういうときに頼りになるのはカメラのフラッシュ撮影。

恐る恐る洞窟の中のほうを撮影。
DSCF0382.jpg
それなりの広さはありそうだが、道が続いているのか・・・どうか・・はよくわからない。

とにかく真っ暗。
気になるけど、懐中電灯もないし、足もとも岩でごつごつしていて危ないし、中には入ることができないな・・・。
だいいち、怖いし。


と、その時!!

洞窟の中から物音が・・・!!!


!?!?!?!?!?


足音!?


ひ、ひと!?

ひとか!?

ヒト科!?



真っ暗な洞窟から出てきたのは、ヒト科のオスであることにはどうやら間違いがなさそう。
ただ・・
見た目も言葉づかいも怪しい。。。


なにやら二人組の旅行者を連れている。
そしてなにやらノートに書かせている。

なんだ!?
恐喝!?誘拐!?宗教!?洗脳!? それとも・・・宿題!?
こわい・・・

宿題をその場でやらせるなんて・・・
もはやそれは「宿題」とは呼べないのでは・・・!?


といった冗談をそのときは思い浮かぶわけもなく、ただただ、恐怖で後ずさり・・・


どうする!?
にげる!?

それとも・・・


たたかう!? 




こんな、こんなミステリアスな場所で、なんか・・・

なんでこんな・・・


「志村けんと間寛平を足して2で割って5をかけたような、おちゃらけた変なおじさん」が出てくるんだ・・・!?



よくよく話を聞いてみると・・・

鍾乳洞の案内を一人で完全にボランティアでやっているのだという。
それでも、初対面の方に大変失礼な話ではあるが、身なりからして相当怪しく恐怖心は拭えない。


おじさんの話によると・・・

おじさんは地元民。生まれは沖縄本島。
この鍾乳洞は、以前は会社が観光用に整備し、入場料を取っていたらしいが、儲からなくなり放置されたのだという。
そしておじさんは、ほぼ毎日、この鍾乳洞に来て観光客を無料で鍾乳洞の奥まで案内しているという。

「お金はいらないから中に入ってみる?」
と、おじさん。
沖縄の人らしく、見た目は怪しいが方言がかわいい。


う~ん・・・それでも怖いなぁ。中は本当に真っ暗だし。。。
でも先に出てきた二人組もいるわけだし・・・

警戒しつつ中に入ることを決意。


沖縄でも、1月はとても寒い。
このときも寒かった。
が、鍾乳洞の中は蒸し暑かった。

おじさんは鍾乳洞の形や、歴史などいろいろ話してくれながら案内してくれる。
(が、警戒していたためあまり覚えていない)

バァササァ~~~~!!

大量のコウモリが頭上すれすれを通過・・・

と、次の瞬間!

おじさんが消えた・・・。
本当にいない。

取り残された!?
それともなにかもっと悪いことが・・・!?

「ヴヴァア!!」

突然、目の前に出てくるおじさん!!

怖がると同時に、身構える!!


「エヘヘヘヘ~驚いた??」
おどけるおじさん。
先回りして脅かしたようだ。

やっぱり“志村けん+間寛平÷2×5”だ。

親切に案内してくれるおじさんに徐々に警戒心が解けてくる。

と思うと、先回りして脅かしてくるおじさん。




先に進むと、外からの光が射し込んでくる開けた場所へ。
DSCF0393.jpg
DSCF0388.jpg

「ジブリっぽいでしょ」とおじさん。

緑と光のコラボレーションは僕のツボなので、案内してくれてありがとう、おじさん。


DSCF0383.jpg

結局、無事におじさんと出口までたどり着き、お約束の感想文を書くためにノートを受け取る。

1年くらい前からたくさんの観光客がノートに感想を書いている。
おじさんへの感謝の言葉、鍾乳洞の素晴らしさなどなど。
僕も楽しませてくれたお礼をノートに書き残してきた。

最後、なにかお礼を・・・とおじさんに申し出るが、案の定断られる。
無償で毎日、観光客を案内しているこのおじさんはいったい・・・
という疑問が最後の最後まで残ったが、とにもかくにも楽しませてくれたおじさんにお礼を伝え鍾乳洞を後にした。


こうして、時期外れ&悪天候&友人体調不良ではじまり、一時はどうなることかと思った久米島観光であったが、
結局は一人のおじさんによって「摩訶不思議アドベンチャー」へと変貌したのであった。

ガイドブックにも、現地の宿でも聞くことのなかった鍾乳洞おじさんとの偶然の出会い。

やはり、予期せぬことが起こるから旅は楽しい。
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プロフィール

原田 諒二                                     (はらだりょ-じ)

Author:原田 諒二 (はらだりょ-じ)
あの海の向こうには何があるんだろう?
どんな人たちがいるんだろう?
そんな単純な想いを胸に
いろんなものを見て
いろんな人と触れ合う旅の
真っ最中!!

2008年10月21日 世界一周出発

2009年9月28日 帰国

2015年1月2日 世界二周目に出発!!

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