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シバーム ~砂漠の摩天楼~

砂漠の摩天楼・・・
そんな美しい響きで呼ばれる世界遺産がイエメン東部・シバームという町にある。
シバームは前々回の更新で紹介したサナア近郊のシバームとは別の町。
イエメン最大の州、ハドラマウト州に属する小さな町だ。
ハドラマウト州には、アラビア半島最大のワーディ(涸れ川)、ワーディ・ハドラマウトがある。
幅約2km、長さ約160km、深さ平均約300mの大地の割れ目である。
この地方は、通称ハドラマウトと呼ばれ、独自の建築方式や文化を持っている。

ここは日本出国前から、気になっていた場所のひとつだ。
しかし・・・現在、シバームに行くには、起点となるサユーンという町まで空路を使うしかない。
サナアとサユーンの間に、政府によって通行が禁止されている地域があるからだ。

空路は高い・・・
行こうか行かまいか・・・
優柔不断な僕は、いつものように迷いに迷うこと4日間・・・
そして、イエメン滞在日数ギリギリまで迷って、結局は行くことに。

サユーンの町に到着。

サユーン
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サユーンの町は小さい。
そしてなんと言っても暑い。
地形は盆地で、雨や風がほとんどないためだ。

見どころはといえば、15世紀末に栄えた王朝の宮殿くらいだ。

スルタン宮殿
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現在は博物館になっている。

このハドラマウト地方は、イエメンの中でも少し変わった文化を持っている。


ハドラマウト座り
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ハドラマウト地方特有の座り方。
体育座りの姿勢で、布を背中と膝に巻きつけ固定する。
町中で座っている人は、この格好している人が多い。

そして、町を歩き回り宿を確保し、すぐに砂漠の摩天楼へ出発。
アラビア半島最大のワーディというだけあって、やはりその景色は壮大。


ついにシバームに到着。
広大な砂漠の中に、突然、ぬうっと高層建築群が現れるといわれている、シバームの砂漠の摩天楼。

ぬうっ
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砂漠のオアシス...
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確かに静かに佇むこの高層ビル群の存在感はすごい。

まずは、このシバームの町の中に入ってみる。
シバームへ向かう途中、この地域の家々は、サナア周辺とは建築様式が全く異なっていることに気づく。
ハドラマウトの建築物は、ほとんどが日干しレンガ作りの高層建築。
外見は殺風景で、黄土色の壁に四角くくりぬかれた窓が等間隔に並んでいる。
恐ろしいくらい静かに、しかし今にも動き出しそうな雰囲気を醸し出しながら・・・
まるで、ぬりかべのような、ゴーレムのような。。。
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この建物群、実は近年、危機を迎えている。
日干しレンガは水に弱い。
もともと雨が降らない地域のため、耐水性を考慮する必要はなかった。
しかし、近年、水道の普及によって、屋内で水を使う機会が増え、水漏れによって建物が少しずつ崩れ始めているのだ。
その影響は、建物の外壁に顕著に出始めている。
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さらに、2008年秋、ハドラマウト地方で豪雨による洪水が起こり、一部の建物が倒壊するなどの被害が出ている。


シバームの町から出て、町の向かいにある岩山へ登ってみる。

これぞ砂漠の摩天楼
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シバームが綺麗に見えるのは、この遠景。



さらには夕暮れ時が一番美しいと言われる。
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少しずつ...
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少しずつ色が夕日に色が塗り替えられていく...
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遠くから見ても、この風景は異様。
岩山、谷、砂漠、少しの緑と、突如現れる高層建築群・・・
岩山の上で、大自然に囲まれた砂漠の摩天楼を見下ろしながら日没を待つ時間は、久々にゆっくり自然と対峙する大切な時間になった。

P1012912.jpg
日が沈み、いよいよ幸福のアラビア・イエメンともお別れ。
サナアに戻り、そのままドバイ(シャルジャ)を経由して、中東観光の起点となるヨルダン、アンマンへと入っていく。
中東に入り、初めてゆっくりと滞在したイエメン。
他の国と比べ、イエメンが中東・イスラム圏において、どのような国、文化を持っているのかは、これから中東諸国をまわり、さらにわかってくるのだと思う。

いよいよディープな中東の旅へと突入していきます。



■イエメンで爆弾テロ
先月、イエメンのサユーンで爆弾テロがあり、現地人2人と韓国人観光客4人が死亡しました。
十数名の団体ツアー客に、自爆テロが
日本人と韓国人、間違えられてもおかしくないし、そもそもただ外国人観光客を狙っただけかもしれない。
そう考えると、非常に危険なことだと感じた。

僕がサユーンにいたのは、事件の三日前まで。
1人でいたので、団体客よりは爆弾テロの標的にはなりづらいが、危険なニアミスだ。
実は、事件の1週間前、首都サナアにいたとき、ある信用できる情報筋から、危険喚起があった。
その内容は、「明日から三日間のあいだに、サナアで非常に高い確率で外国人を標的にした犯罪が起こるので、気をつけてください。」とのことだった。
次の日、サナアの町中で、欧米人らしき観光客には、その情報がさらに「アルカイダ絡み」だと教えられた。
アルカイダを身近に感じるときが来るなんて・・・
自爆テロ、ジハード、誘拐など、中東情勢絡みの悪いニュースが思い出される。
そんな情報の中、ビクビクしながら動いた2日間。
町中の警察の数は明らかに増えていたし、検問などチェックを受けている場面もよく見た。
そして、最終日の3日目にサナアからサユーンへ飛んだ。
サナアで事が起こると思っていたので、サユーンへ来たときは「脱出した」という安心感があったし、警察も全く警戒していない様子で、僕はのんびり町を歩いたりしていた。
しかし・・・
僕がサユーンを離れた3日後、危険情報があってから約一週間後に事件は起きた。

普段は親切な人ばかりで、路地に入ると必ず子どもの笑い声が聞こえてくる、穏やかで平和なイエメンだけど、やっぱり何かと忌まわしいニュースで世界を揺るがしている中東の地なんだと再確認した。
また、改めて、情報をしっかりと集め、危険な行動は絶対に避けるという、旅の基本であり、大前提であることを、しっかり自覚し続けていこうと強く思った。

注;現在地と記事は時間差があります。


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サナアの休日 

サナアからの日帰り観光を繰り返すあいだに、サナア周辺もウロウロと観光。

イスラム教の休日は金曜日。
その金曜日はさぞかし盛り上がっているだろうサナアの遊園地へ出かけてみたのだが・・・
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入園できなかった。
今日は家族連れオンリーとのこと。
曜日によって、誰でも自由に入れる日と、家族のみの日があるという。

遊園地内は人もまばらでガラガラなのに、入場制限を食らった。

それでも写真を少しだけ撮らせて欲しいと頼み、少しだけ中を覗かせてもらう。

サナア唯一の遊園地らしいのだが・・・
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正直たいしたことない・・・

しかも・・・
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アレ?
いいの?これ。
まずいって。中国みたいに叩かれちゃうって~。


遊園地の外の公園に出てみる。

まったくほんとに・・・
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大丈夫なの?これ。
右からPカチュウ、Mッキー、TムとJェリー、あと、一番左のあなたは確か・・・えっと・・・炭酸飲料7UPの人?
それとも、ひ弱なガイル?ストⅡの。



その周辺を見渡すと、衝撃の映像が飛び込んできた・・・
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ムスリム女性がブランコでハッスルしてるぅ~!
ブランコのゆれ幅がハンパない。相当強く漕いでた。
あの黒いベールの下では、満面の笑みを浮かべているのだろうか?


この公園内では、昼間から至るところでテントが張られ、イエメン人が家族で休日のピクニックを楽しみにきている。
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テントのまわりでは、たくさんの子どもたちが、走り回って遊んでいる。
テントを張る理由は、どうやら日光と砂を避けるためのようだ。
カラフルなテントから真っ黒なムスリム女性がゾロゾロ出てきて、芝生の上で楽しそうに(顔見えないけど)話している(かどうかもわからないけど)姿は微笑ましいような、ちょっと異様な感じがした。
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ここに人が集まるのは、ピクニックのしやすい整然とした公園だからという理由は大きいと思うが、すぐ近くに、大きなモスク(礼拝堂)があることも理由のひとつだろう。


大統領モスク
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イエメンで一番大きいモスク。
10年かけて作られたという。


イスラム教のアザーン
イスラム教徒は、1日に5回、礼拝をする。
この礼拝のことを「サラート」という。
時間になると、モスク(礼拝堂)から礼拝の時間を知らせ、モスクに集まるよう呼びかける放送が町中に響き渡る。
これが「アザーン」である。
その後、続けてコーランの朗誦が放送される。
敬虔な信者は必ずモスクへ行くようだが、僕の見ている限り、放送が流れている間も皆、普通に活動していた。
これは宗派や地域にもよるだろうと思う。


そんなこんなで、今日は、しっかりとお祈りをして、家族でピクニックをしながらのんびり過ごすイエメン人の穏やかな休日を垣間見ることができた。




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マナハ、ハジャラ、マナハジャラ☆

またまたサナア近郊へ出かけた。
今日の行き先はサナアから南に車で2時間ほどのところにある山間部の町、マナハ。


マナハ
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山の中腹に作られ、周辺には段々畑が広がる。
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山道の途中に町が作られているため、道の両脇に店が並ぶ縦に長い形をした町。
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マナハの町には特に見どころはなく、この町の先にあるハジャラという村が、この地域の一番の見どころ。

マナハからそのハジャラ村へ自力で行こうと道を歩き始めると、通りかかったトラックから、乗っていけと声が掛かる。
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ありがたい、やはり、あたたかい。
荷台でのほほんとしている間にハジャラ村に到着。

このハジャラ村は、子どもも大人も人擦れしていて、物売りやガイドの声かけが激しく、ひつこいと悪評だった。
行ってみると案の定・・・大人も子どもも
「儲かりまっか」
「ボチボチでんな」
を連発。
そして、そこからガイドや物売りのお決まりトークへ。
彼らも生活がかかっているし、どこの国でもしつこいのは一緒だけど、イエメン人にしては珍しいしつこさ。
断っても断っても、ガイドしてやると言って僕が自分の意志で進んでいる進行方向の前を、「こっちだこっちだ」言いながら、さもガイドしているかのように歩いている。
仕方ないので、歩を緩め、さっと横道に入って、まいてやった。
遠くから、「そっちの道は危ないぞ」と負け惜しみの声が響いてきた。

そして、この村の見どころへ到着。


ハジャラ村
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岩山に肩を寄せ合うように数十軒の高層住宅が軒を連ねる。

この村は非常に賢いつくりになっていて、外部から侵入ができないようになっている。

まず、建物自体が高く作られており、建物の株には窓がなく侵入できない。
さらに村自体が岩山のてっぺんにあり、周囲は崖、侵入は不可能。
そして、村人たちが出入りする唯一の村の入り口には頑丈な門が構えられている。
さらには、村のまわりにはサボテンが植えられており、動物の侵入に対する対策も万全というわけだ。


高層住宅群の中
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住宅群の裏側はもちろん崖。

住宅群から出て、歩くたびに寄ってくるガイドを拒み振り切って、村の向かいの小高い山に登り、ハジャラ村を一望。
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ここで休憩がてら、村をポーと眺めながら考えてみた。
もしかすると、この村のガイドがしつこいのは、昔から、外部からの訪問者に対しての警戒心が高いため、勝手に村を歩き回られたくないというが自然にはたらいているのではないか。
伝統的な感情が形を変えて表れているものではないだろうかと思った。
今は、もちろん一番に営利目的なんだろうけど。
そう考えると、しつこいのは仕方がないというか、自然の流れなんだなと思った。

イエメンは町によって、景色が全然違う。
町の地形、建物の高さ、建築様式、窓の形・・・
それでも共通して変わらないのは人の温かさ。

次は、サナアから離れた違う地方の町にでも行ってみようかな。



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シバームとコーカバン ~スーラもあるよ!!~

シバームとコーカバン

本日も、サナアから1時間程度の近郊を日帰りで観光。

シバームとコーカバン。
なんだか童話とかディズニーのキャラクターにいそうなタイトルだけど、これらは二つの町の名前。
そして、この二つの町は、いつもセットで呼ばれる。
その理由は、シバームとコーカバンは約350mの崖の上と下に位置する双子都市だからである。


シバーム
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奥に見える崖の上にコーカバンの町がある。

崖の上のコーカバン、崖の下のシバームである。
そして、軍事担当のコーカバン、商業担当のシバームでもある。
崖の上のコーカバンは、町自体が崖の上にあり、町の入り口には、頑丈な城壁と門があるため簡単に侵入できないようになっている。
崖の下のシバームは、町の周辺に広大な畑が広がっており、収穫物に恵まれている。
そのため、食料が容易に確保できるシバームは、昔から外敵に狙われやすかった。
そして、敵に攻められるたびにコーカバンへと上がり、篭城し、難を逃れてきた。
逆に、コーカバンは崖の上にあるため、食料の自給自足は難しく、シバームの作物を糧としてきた。
要するに、この2都市は、お互い持ちつ持たれつの関係であったのだ。


この2都市間は、車道が整備され、車で行くことができる。
が、2都市間の距離を体感するためにも、徒歩でシバームから、コーカバンへと行ってみることにした。
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2600mほどの標高だが、350m程度の高度差だから、簡単に登れるかと思いきや、この道がメチャクチャきつい。
南米の旅では、富士山より標高の高い町で寝泊りし、トレッキングも何回かこなし、高山病にもならず全くつらさも感じなかったが、この名もなき道に完全に負けた・・・。

中東の暑さと日差しはすごい。
さらに、非常に乾燥していて、とにかく砂っぽい。
すぐに日焼けするし、すぐに砂が纏わりつく。
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後ろに見えるのはシバームの町。


何度も休憩しながら、コーカバンの入り口に着く。

やはり高い城壁に、狭く厚い門が待ち構えていた。
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町並みは、イエメンの建物にしては、地味な建物が多く、静か。
やはり、買い物はシバームへ行くことが多いためか、町にもあまり活気がない。


コーカバンP3041112.jpg
ご覧の通り、断崖絶壁に位置するコーカバンの町。
これではさすがに外部からは侵入し難い。

崖の上から、シバームの町を見下ろす。
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一面に広がる砂漠と、砂色の町が、一体化している。

遠くには、次に目指す町、スーラが見える。


というわけで、来た道を下り、久々にバイクタクシーに乗り、スーラの町を目指す。


スーラ
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シバーム、コーカバンから約9キロ離れたところにある丘の上の町。
町の背後にそびえる岩山が象徴的な町。

町の入り口に着くと、一人の女の子が、写真を撮らせてくれた。
さらには、お父さんと、お母さんにも会って欲しいから、家へ来いという。
ここは外国、危険な中東、知らない人にホイホイついていくもんじゃない。
でも、かわいい女の子が誘ってくれてるんだからいいやぁ。
行っちゃえ行っちゃえ。

家に入ると、真っ暗で足元も見えない階段を登り、部屋に招かれる。
部屋の奥からお父さんが出てきてご挨拶。
その子の姉や妹ともご挨拶。
温かいシャイ(紅茶)を出され、もてなされる。
そして、商談開始!

・・・やっぱりそうか。
気づけば部屋の床になんだかよくわからない石や布が並べられ、それを手に取らされている自分がいる。
丁寧にシャイのおかわりまで、注がれている。
・・・やっぱりそうか。

与える文化を持つイスラムの国だし、ちょっとご飯でもご馳走になれるかななんて思って女の子にホイホイついていったけど、やっぱりこの流れね。
ちなみに女の子とは、小学校低学年くらいの、カワイイ女の子。
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さて、一通り話を聞いて、早めに退散しますかね。
とはいえ、もうここは敵の城の中。
いわゆる四面楚歌ですな。
りょーじはにげだした。
しかしまわりこまれてしまった!
そう、しかもここからがしつこいのだ。
1枚20円くらいの絵葉書を買うと言っても、親父さんは高価な石をすすめてくる。
高価な石を断ると、すかさず一番上の姉が細かい刺繍が施された布をすすめてくる。
僕をこの家まで連れてきたキャッチの女の子は、ただただ僕に微笑みかけている。
さらにお母さんは、被っているイスラムのベールから目だけでプレッシャーを与えてくる。   
ちっ、この家族、かなり出来る。
しっかり分業してやがるぜ。

でも買わない!
自分に言い聞かせる。
買ったら、ダメ、ゼッタイ。

断り続けること1時間弱。
やっと親父さんが折れ、お母さんの熱視線が弱まり、キャッチの女の子が少し寂しそうな顔になる。
シャイまでご馳走になって申し訳ないけど、そろそろ帰りますかね。
と、腰を上げる。

「・・・じゃない」
ん?
「幸せじゃない」

一番上の姉の声だった。
でも、買わないと決めたから、ここはきっぱりと断る。
「ごめん。いらない。買わない。」
「それだと、私は幸せじゃない」
「いや・・・、でも買わないから」
「いや、それだと、私は幸せじゃないから」 

上げかけた腰はいつの間にか再び床に張りつき、姉の鋭い眼光によって床に縛り付けられた。
そして、上記のくだりを繰り返すこと約10回。
最初にあれだけ押し売ろうとしていた親父さんが、引こうとしない姉を真面目に止めに入ろうとしている。
しかし、親父さんも威圧され止められず、顔が引きつっている。
そんな親父さんの姿、姉の全く変わらない表情と繰り返される同じ言葉に笑ってしまった。
笑わせてもらったら、お金を払うという僕の自分ルールが発動し、布を一枚購入・・・(約500円)。

その後は、記念撮影会&キャッチの女の子が、町中を丁寧にガイドしてくれた。
P3041202.jpg
ちなみに布を一枚買って、話がまとまった後も、姉は僕に対して布売りの営業をし続けた。
その粘り強く貪欲で、あえて空気を読まない営業スタイル、見習わなくては。
注: 写真一番右がトップセールスマンの姉、やはりまだ心なしかブスッとしている。

この家の屋上に上ると背後に岩山が。
P3041209.jpg
ここでもパチリ。


さて、やっとスーラの町に解放され、女の子とともにスーラ観光。
P3041238.jpg
町のどこにいても、岩山が見える。
P3041233.jpg
シバームやコーカバンとはまた違う町並み。
他の町よりも少し背の高い家々が並び、少し日が陰った路地は、独特の雰囲気持っていた。

ガイドをしてくれた女の子が丁寧に場所を説明してくれて、帰りは最初に出会った門まで見送ってくれた。


サナアからは、もう1ヶ所、日帰りで行ける観光地があるという。
次は、その町へ行ってみようと思う。



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ワディ・ダハール観光とイエメンのイケメンたち

サナア近郊のワーディー・ダハルへ

ここにはかつてのイスラム教の王(イマーム)が別荘として使っていた、「ロックパレス」がある。

サナア市街からロックパレスまでは、車で40分程度だが、サナア市街を離れると一気に景色が変わる。

大きな岩を切り崩したような黄土色の巨大な渓谷が眼前に広がる。
P3030875.jpg
「渓谷」と表現してしまったけれど、川が見えない。
なぜなら、ワーディーとは、涸れた川を意味するからだ。(涸れ川によってできた周辺の谷もワーディというらしい)
イエメンは、一年を通して、降水量が非常に少ない。
しかし、年に数回、大雨が降ったときには、このワーディーから谷に一気に雨水が流れ込む。
そのため、涸れ川と呼ばれているのだ。

この谷の底に、ロックパレスがある。


ロックパレス
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巨大な岩の上に、建てられているかわいらしい建物。
P3030887.jpg
内部はたくさんの出窓があり、のような部屋もある。
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王はここで、家臣や来訪者たちとカートをやりながらくつろいだのだろう。
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■イエメンおもしろ文化

イエメンで町を歩いていると、イエメン特有と思われる変わった文化が目に付く。
その一部を紹介!

・カート

まず、上でさりげなく出てきた「カート」について。

イスラム教では飲酒が禁じられている。
もちろん麻薬も。

そんなイエメン人たちの嗜み、それがカートである。

カートとはアカネ科の植物のことで、これを噛むことで出るエキスが、軽い神経興奮作用があるという。
いわゆるナチュラルドラッグだが、麻薬ではないし、依存性もない。
至るところで、仲間同士で座って輪を作り、カート片手に、ああだこうだ語り合っている。
禁酒の文化がないところでいう、お酒のようなものだろう。
あ、「カート片手に」の表現はちょっと間違っていました。
「カート片頬に」、といえばいいのだろうか・・・
P3132961.jpg
P3132959.jpg
こんな感じ。
こぶとりじいさんかいな!

これで、真面目な顔で街を歩いていたり、真剣な顔で真剣な話とかするから面白い。
しかもたまに黄緑色の練り物が口の中から見えるし。
おまえはナメック星人か!

ほんとに凄い人は、膨らみ具合が尋常ではなく、「あんた、ほっぺたに赤ちゃんできちゃってるだろ。」と思うくらい。

はい、すいません。話盛りすぎました。


僕も試してみたが、苦いのと、頬に貯める前に飲み込んでしまい、効き目は感じられなかった。
かなり長時間、写真のように頬に貯め込みながら新しいものを噛み続けていないと効果は出ないらしい。
僕はお酒でいいやぁ。
あ、イスラム圏はお酒ないんだった。
(売っている国もある)



・手をつなごう

イエメンの町を歩いていると、時折見かける光景。
P3071819.jpg
まさか・・・そっち系?
男同士で手を繋いでいる人たちを見かけるのだ。
写真を撮る際も、離さない。
P3071805.jpg
しかし・・・ゲイという雰囲気でもないし・・・
これもイエメン特有の文化・・・なのだろうと思う。
この文化、日本に持ち帰って流行らそうかなぁ~
男性の方、待っていてくださいね☆



・ジャンビーアとターバン

イエメン人男性は、頭にはターバン、腹には刀を差している。
P3051356.jpg
P3061459.jpg
↑この人はすでにカートもやってますね。


ターバンはイスラム圏であれば、結構巻いている国は多いらしいのだが、ジャンビーアはイエメン特有。
現代で、国民の大半が刀を差しているのは、ここイエメンだけではないだろうか。

ジャンビーアを身につけるイエメン人男性は、行動規範があり、自らを律する力を持つ、一人前の男としての証である。
刀を抜いたからには必ず相手を倒さなければならない。
当然、軽々しく抜いてはいけない。 

りょーじはターバンを装備した。
P3092039.jpg
「ぼうぎょ」が5あがった。
「かっこよさ」はもうこれ以上あがらない。
っていうか、おいちゃん。言ってるそばから軽々しく剣抜いちゃったね。

ターバンは、国や地域によって色や巻き方が異なるらしく、イエメンでは、圧倒的にこの赤白のターバンを巻いている男性が多い。
そして、巻き方は、余った布を片側から垂らす巻き方がイエメン風。

ターバンを巻き、ジャンビーアを腹に差し、ムスリム服の上からスーツの上着を羽織り、今日も一人前の男として、皆の模範として、町を歩く。
コーランの教えの通り、異教徒にも与えることを忘れず、笑顔で挨拶。
夕方からはカートをやりながら仲間と盛り上がる。

清潔なYシャツを着て、皺のないスーツを羽織り、ネクタイをキュッと締め、今日も家族の大黒柱として、満員電車で通勤。
目標を目指して、辛いときもお客様には笑顔で挨拶。
仕事後は一杯やりながら同僚らと盛り上がる。

どこの国でも、男たちは、同じように責任や誇りを背負って日々を闘っている。(女性も背負っているものはそれぞれあるけど)

イエメン人男性が、誇りの象徴として古から差している刀を、廃刀令以降、差すことができなくなった侍、現代日本人男性は、今でも静かに心の中の鞘にしまい続けているのだと信じたいし、自分がそうあり続けるべきだと、ジャンビーアを見ていて感じさせられた。

サナア近郊には、日帰りで見て回れる町がいくつかあるという。
これからは、そこを少しずつ見て回っていきたい。



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プロフィール

原田 諒二                                     (はらだりょ-じ)

Author:原田 諒二 (はらだりょ-じ)
あの海の向こうには何があるんだろう?
どんな人たちがいるんだろう?
そんな単純な想いを胸に
いろんなものを見て
いろんな人と触れ合う旅の
真っ最中!!

2008年10月21日 世界一周出発

2009年9月28日 帰国

2015年1月2日 世界二周目に出発!!

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